2018年01月03日

「振動温度計」2号機

「振動温度計」の2号機を作りました。
実際には、完成したのは結構前ですが、ここに書いていなかったので。


ちなみに1号機の記事はこれです。


文中にも書いた通り、1号機は動作が怪しく、ボタンを押す毎に温度が1度ずつ上がっていったりとか(笑)。
原因は、電源電圧が低かったこと。単なる知識不足だったのですが、知識ないところからスタートして、よくぞここまで作ったなと。

そんなわけで、色々な反省をもとに、2号機を作りました。


振動温度計2号機.jpg


特徴というか概要というか言い訳は、以下のような感じ。

  • 振動のルールは、以前と同様、長い振動が十の位、短い振動が一の位。
  • 今回はマイナスの温度も測れるように、マイナスの場合は最初に十の位よりも長い振動をするようにプログラムしています。
  • 前回とても怪しかった動作を、ひとまず安定させることができました。
  • マイコンボードは、今回の用途には必要十分なスペックで、かつ小型なものに変更(AdafruitのTrinket 3.3V版)。
  • 薄いケースにボタンを付ける技術がなかったことと、とりあえず人に見せられる状態にすることを優先にしたので、温度測定ボタンは基盤に直接設置。つまりフタを閉めると操作できません(笑)。
  • 同様の理由で、電源スイッチありません。電池入れたら即オンです。


というわけで「こんなものを作りたいと思っている」と人に説明できるだけのものは、できました。

次は、実際に人に渡して使ってもらえるレベルのものが目標。
そのためには、以下の問題をクリアしなければなりません。

  • ケースをちゃんとしたものに。できればデザイン的にイケてるやつ。
  • 当然のことながら、ボタンをケースの外に(笑)。
  • できれば電源スイッチ廃止。ちょうど業界では知られたメテオに電源スイッチがないように。

どれも私にはハードルの高い課題ばかり。でもがんばってみます。

※技術的なことをがきになるかたはこちらをどうぞ→振動温度計を作りました

ラベル:Arduino
posted by おにぎり at 14:47| Comment(0) | 盲ろう関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月31日

IBUKI-TENをPC-Talkerで点字ディスプレイ使用時の自動点訳エンジンにする方法

PC-Talkerで点字ディスプレイを使うといえば BrailleWorks が第一選択になるのでしょうが、諸事情(後術)により使用者には合わなかったので、まだ BrailleWorks がなかった10年ぐらい前に使っていた「IBUKI-TENを使う方法」を試したところ、最新のPC-Talkerでも使えて感動。

以前の投稿はだいぶ奥底にあるので、メモがわりにここでリンクします。

IBUKI-TEN インストール方法
今でも同じ方法でいけました。もしかしたら IBUKI-TENインストール後にPC-Talkerをインストールするだけでいけるかもしれませんが、当時それではうまくいかず、そのときの対処方法となります。これだと確実です。
なお、自動点訳エンジンとして使う「IBUKI-TEN Ver.0.51」は、幸い今でもダウンロード可能です(IBUKI-TEN ダウンロードページへ)。ページを残してくださっている岐阜大学及び開発された岐阜大学の池田先生(当時)には、感謝の言葉もありません。いつまでもこのページが残りますように・・・

墨字→点字変換辞書登録の方法
これにより、誤訳を修正できます。修正なしだと、例えば「空行(クーギョー)」を「ソラコー」と変換しますので、大なり小なり修正・追加は必要になると思います。

動作確認は、PC-Talker10とPC-Talker8Vの、これを書いている時点での最新バージョンで確認しています。

さて、なぜわざわざ古の自動点訳エンジンを引っ張り出したかというと、一言で言えば「BrailleWorksが出力する点字が難しすぎた」からです。

私がサポートをしているのは、ろうベースの盲ろう者です。何年もかかってやっと点字と点字ディスプレイでのパソコン利用を習得されましたが、点字の記号やアルファベットは苦手とされています。
長らく使ったパソコンの買い替えに合わせて BrailleWorks を導入にしましたが、BrailleWorksを使うとステータス表示等で記号がよく出てきます。これがとても難しかったのです。設定で表示させないようにすることができればよかったのですが、残念ながらできませんでした。その違和感や困難度は私の想像以上で、このままだとPCの使用自体を辞めてしまわれるかも、という勢いでした。

点字の読みに慣れている方なら BrailleWorks は便利でしょうが、ろうベースの盲ろう者のように、点字にも日本語にも慣れていない場合は、現在においてもIBUKI-TENを第一選択にしてもいいかもしれません。

このあたり、なかなか難しいところですね。


posted by おにぎり at 00:10| Comment(0) | お知らせなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月30日

触覚を再現する「簡易テクタイルツールキット」

触覚を再現する「簡易テクタイルツールキット」の作り方が雑誌にあったので、作ってみました。


紙コップと簡易テクタイルツールキット


部品代は、全部こみこみで、たしか1500円ぐらい。

作った簡易テクタイルツールキットの中身


部品点数はさほどなかったのですが、記事中の配線が違っていたのと、ケースにきちんと入れるための加工が、素人には結構な作業でした。

紙コップの底面に振動モーターを貼り付け


UCCの紙コップ(笑)の裏側には、携帯電話のバイブとかにも使われる振動モーター。都合によりセロテープで貼り付け(^_^;)

ネットに触感のコンテンツがあがっているので、それを再生すると、紙コップに触感、というか振動が伝わってきます。

触感コンテンツ リンクその1
触感コンテンツ リンクその2

これ、結構というか、かなり感動。紙コップの中にビー玉落としたりゴロゴロさせる感触が、かなりリアルに味わえます。紙コップの中はもちろん空っぽ。そして音もちょっと聞こえたり。まさか振動モーターでこんなことができるとは。

視覚や聴覚を利用したVRは、まさに研究まっさかり。
触覚は、世間的にはそこまででないかもだけど、間違いなくこれから盛り上がる分野。

触覚は障害分野でも大いに活用できると思うので、障害分野を意識せずに研究&開発されているところに、「それ障害分野でも役立ちますよ!」ってリクルートしないといけないですねえ。お金にならない分野なので、あちらから声がかかることは少なそうだし(笑)

というわけで、引き続きいろいろやってみようと思ってるところです。

※雑誌の記事のWeb版はこちら。といっても、Webでは一部だけです。
触覚技術を使った電子工作(雑誌「I/O」2017年1月号)

ラベル:触覚
posted by おにぎり at 20:19| Comment(0) | 視覚障害関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月29日

Apple Watch の「VoiceOver」と「ズーム機能」を試してみた

話題の「Apple Watch」。

アクセシビリティ関係の情報も、Apple公式サイトで流れています。
Apple - アクセシビリティ - Watch OS

実際どんな感じだろうと思っていたところ、友人の手元にApple Watchが届いたということで、押し掛けて「VoiceOver」と「ズーム機能」を試させてもらいました。

今回ためしたのは、スポーツモデルの大きい方です。

Apple Watchを持つ

<設定の「アクセシビリティ」>
Apple Watch単体でのアクセシビリティ設定は、「設定」の中の「アクセシビリティ」にありました。
項目は4つで、「VoiceOver」「ズーム機能」「視差効果を減らす」「オンオフラベル」です。

th_applewatch5.jpg

このうち今回は「VoiceOver」「ズーム機能」を、簡単にではありますが試しました。


<VoiceOver>

VoiceOverのメニュー項目

VoiceOverの項目を開くと、VoiceOverとスクリーンカーテンのオンオフ項目がありました。

画面にある説明文には「項目を洗濯するには、左右にスワイプします/選択項目を使用するには、ダブルタップします」というようなことが書いてありました。
ためしにスプリットタップをしてみましたが、iOSと同じく、ダブルタップと同じでした。
画面上で指をすべらせていくと、その場所を読み上げるのもiOSと同じです。

VoiceOverの設定画面が出ている状態で、デジタルクラウンを回してみたところ、左右フリックしたときのように1項目ずつ進むと思いきや、ちょっとちがう感じです。画面がスクロールしていき、一部読み上げてる感じです。詳細はいまいちわかりませんでした。
クラウンを回すと、左右フリックと同じになるといいかもな、とは思いました。

ホーム画面でVoiceOver

アプリの一覧がビーズのように出て来る画面(なんて言うのか分からないので、ひとまず以後ホーム画面と言います)で指を滑らしていくと、そのアプリ名を読み上げました。
ただしホーム画面が拡大状態で、アプリの一部しか表示されてない場合は、指をすべらしても、左右フリックを使っても、他のアプリは読み上げませんでした。

ホーム画面で全部のアプリが出るように表示したところ

そこでデジタルクラウンを回し、画面上に全てのアプリが出るようにしたところ、アプリを読み上げたり選択できるようになりました。

人のものだったので(笑)、あまりアプリは開いてませんが、ひとまず時計の表示にしてみたところ、現在時刻や日の入りの時刻など、画面に表示されている文字は、ちゃんと読み上げていました。
なので、iOS並には、一通りのことができそうな印象です。


<ズーム機能>

ズーム機能の設定画面

「ズーム機能」の項目を見ると、ズーム機能のオンオフスイッチがあり、その下には「オンにすると、2本指でダブルタップして表示を拡大/縮小できます。拡大中は、デジタルクラウンを使って表示を調節できます」と書いてありました。

2本指で拡大操作

書いてある通りやってみると、ちゃんとズームしました。
ダブルタップの2回目を画面につけたまま、上下にすべらすと、拡大率を調整できるのも、iOSと一緒でした。つまりiOSでの3本指ズームが、2本指になった感じです。

iOSとひとつ違っていたのは、ズーム時、画面の右上に、画面全体のどこを拡大しているかが分かるガイドが表示されていたことです。これはiOSにもあったらいいかもしれませんね。

あと画像を撮り忘れたのですが、この拡大状態でデジタルクラウンを回すと、最終的に画面全体が見られるように、横スクロール→改行→横スクロール→改行・・を繰り返しました。表示を調節とは、このことみたいです。特に文字を読むとき便利そうです。指で画面が隠れることもないですしね。


・・・以上が、今回試せたことです。

最初にリンクを書いた、Appleのアクセシビリティに関するページを見ると、ほかにも色々できるようですね。

身につけるデバイスって、身体が不自由な人にとってもメリット大きいと思うので、今後に期待です。

というか、ほしいです(笑)

posted by おにぎり at 14:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 視覚障害関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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